私は1人で大丈夫…そんな頑固だった母が

私には83才になる母がいます。父が亡くなってから3年ほど、1人暮らしをしていました。


住まいは団地生活でしたので、周りには知り合いもいる環境だったのです。


知り合いが多いところなら話し相手にも困らないかなと思い、娘の私としても母をそこに住まわせていることにそれほど抵抗はなかったのです。


ただ、これは後から気づいたことですが父が亡くなったあたりを期に、だんだん母と周りの方との関係がうまく行かなくなっていったらしいのです。


それはきっと、母が一度、家の前で転倒したことを期に、1人で生活をすることが困難になって周りの方に頼り始めたことにも起因していると思います。


このままでは周りにご迷惑をかけてしまいますし、母にとってもストレスになるということで施設のお世話になることを検討し始めたという次第です。


ただ、私たち夫婦も子供が2人いますし、生活にもそれほど余裕がないことから、あまり費用のかかるような老人ホームは候補から外さざるをえません。


なのでテレビCMなどで聞き覚えのあるところではなくても、サービスが充実していてそしてなおかつ、料金的に良心的なところがないかと探していました。


その結果、名古屋市内で老人ホーム「稀楽」に出会うことができました。


最初は、母になぜ施設に入らなければいけないのか、そのことを説得するだけでも大変なことでした。


ご近所とうまく行かなくなっているという事実があるわけなので、当然ご近所には何らかの迷惑をかけてしまったいるのは間違いありません。


実際に娘の私が母のところに言った時にはご近所の方から相談されたことがありました。


母が転倒したことでしばらくの間ずっと横になっている時間が多い生活をしたことを期に、母は1人で生活するのもたいへんになったのですが、自分ではまだ一人で何でもできる…そう思い込みたいようでした。


そんな母にとって老人ホームは抵抗のある場所だったかもしれません。


でも実際に稀楽で生活をしてみて、母も気持ちが変わったようです。


川沿いののんびりした環境。
手作りの愛情のこもったお料理。
日々、体温・血圧・脈拍等のチェックなどをしてくれること。
そして24時間、人の目によって見守られているという安心感。


そういったことが老齢になった自身にとってどれほど大事かということを、母は稀楽に入ってようやく実感できたようです。


私の家の近所の名古屋市内でこんな良い条件の老人ホームに巡り合えたことを幸運に思っています。


稀楽のスタッフさんのお力を借りながら、母には末永く、日々を元気に楽しく生きていってほしいと感じています。